特定非営利活動法人 ピアわらべ


ピアわらべは横浜市保土ケ谷区で地域の子育てを応援している特定非営利活動法人です

トップ > ピアわらべ事務局ニュース

過去のニュースはこちらから

ピアわらべ事務局ニュース ・ 12号(令和元年5月)

発行元:特定非営利活動法人ピアわらべ 事務局

 恐縮な話ですが、「大きなNPOになりましたね」とお声をかけて頂くことが多くなりました。
 事業形態はこの5年ほど変わっていないのですが、理事長が社会福祉協議会と笹山保育園の評議員、聖ヶ丘教育福祉専門学校の評価委員などで活躍していることが大きく影響しています。皆様にお役を与えていただき、一つ一つが法人の方向性や継続のための勉強になり、ありがたいことです。
 事務局長は各事業の見届けや世話役、また法人研修などを随時行い、人材育成と基盤強化に力を入れています。平成30年度は公益財団法人総合健康推進財団からの依頼で神奈川県シルバー人材連合会主催の保育補助養成講座の茅ケ崎・横浜の講師をさせていただき、「子育てに大切なこと、子どもにとって必要なこと」など法人の掲げている理念に多くの方に共感していただき、力を頂きました。
 こういった安定した経営と運営が出来ているのは正賛助会員、スタッフ、ボランティアの皆さんをはじめ、ご協力いただいている地域の多くのお力のおかげです。2019年度もよろしくお願い申し上げます。


地域子育て支援拠点こっころの見学会

中国幼児教育関係者が感動したこととは?

 2月末、37名の中国の幼児教育関係者が日本の幼児教育機関の見学のため来日し、こっころには2月28日と3月1日の2日に分けて見学に見えました。
 このこっころ見学会は、10年ほど前にこっころのスタッフとして勤務し、現在は日中交流のコーディネーター関連の仕事に携わっているWさんが「日本の幼児教育機関見学だけでなく、育児支援も知ってもらいたい。」と企画し実現しました。Wさんの情熱が日本の幼児教育の見学に終わらせず、乳幼児支援に興味を持たせたわけです。
 当日は皆さん大変熱心な様子で、たくさんの質問が出ました。言葉はわからなくても子どもに対する熱い思いが伝わってきました。質問は通訳を介し、以下のようなものがでました。

などなど……。その中でも、一番感動していただけたのは「トイレ」でした。多様な人が使えてきれいで雰囲気が温かい、と写真を撮る方も多かったのです。他に壁の建材は安全か? 床は何を使っているのか、など環境的な面の安全性を聞かれました。これまでの見学では聞かれたことがなかったので驚きました。

 中国に関する文献などを読むと、一人っ子政策を終えた中国ですが未だに出生率が上がっていないようです。大きな2つの要因として晩婚化、そして教育費の高騰。中国の早期教育は有名ですが北京市の子どもの教育費が4400万円かかるという統計もあるそうです。早期教育には0才からお金をかける家庭が多いそうです。
 1才児のとある保育園の保育目標や内容を比較した研究レポートなどをみると、中国は「自分で集中して食事が出来る」「先生や他の子と積極的に交流することが出来る」など「出来る」ことを目的としていることに対し、日本では「家庭と連携を取りながら子どもとの信頼関係を築き安心して過ごせるようになる」「食事、排せつなど出来ることをやってみようとする」など心の安定ややる気を引き出すことが目的になっています。
 中国は「遊び」より「教育」、日本では「人とのかかわり」が重視されています。

 いずれにしても少子化という同じ悩みをもつお隣同士。そして子どもを思う気持ちは同じです。子どもたちが幸せをたくさん感じられる国であるよう、お互いに頑張っていきましょう!と心の中でエールを送り、見学会は終了しました。


幼児教育・保育の無償化について

 下にある表は幼児教育・保育の無償化の対象と範囲です。
 政府は、平成31年2月12日の閣議で幼児教育・保育を無償化とする子ども・子育て支援法改正案を決定しました。
 無償化は、安部政権の看板政策の一つ、10月の消費税10%への引き上げによる増収分8,000億円を財源に子育て世帯の負担軽減を図る目的で決定したものです。また、実施は2019年10月1日からの予定です。

  認可型
保育園
地域型含む
新制度幼稚園
新制度認定こども園
制度未移行の
幼稚園
認可外
保育施設など
一時保育含む
教育 預かり
保育
教育 預かり
保育
3~5歳児クラス
 ○*
上限
11,300円

上限
25,700円
 ○*
上限
11,300円
 ○*
上限
37,000円
市民税
非課税世帯の
0~2歳児クラス

上限
42,000円
満3歳児
×

上限
25,700円
×
市民税
非課税世帯の
満3歳児
 ○*
上限
16,300円

上限
25,700円
 ○*
上限
16,300円

 ○は無償化。満3歳児とは3才の誕生日から最初の3月31日までの子どものこと。
 *は無償化にあたり、保育の必要性の認定が必要。

 幼児教育・保育の無償化については、様々なところで議論されています。少子化問題、労働生産性、子育てしやすい街、待機児童問題等、ネットの上でも「消費税引き下げてくれた方がいい」「大学を無償化してほしい」「みんながもらえないのは不公平だ」など多様な意見が上がっています。
 しかし、主役のこどもへの影響について触れているところは少なく、残念な思いです。

 無償化によって「預ける」ことが多くなるかもしれません。長時間の預かりは、乳幼児には負担になることもあります。金額のこと、働く親のことだけでなく、子どもへの影響も十分に考えていかなくてはなりません。
 保育所は常に集団生活です。一人でゆっくり自分のペースで過ごすことは少ないのです。
 体力的に18時以降は疲れて、母親を求めて泣いたりトラブルが増えたりします。
 現場にいると、この現状が「本当に子どもにとっていいのだろうか」と疑問に思います。

 昔と違って子ども同士の関わりが極端に少なくなっている昨今、保育所で生活することは大きなメリットですし、養育者のためにも必要でしょう。でも双方に負担にならないよう、9時から17時くらいまでというような「ほどほど」も大事だと現場を見ていて思います。
 そして何より、家庭での居場所・居心地の良さも子どもにとっては大切ですから。



2019年度の会員申込み受付中です!
 ピアわらべの運営に関わり、地域の資源になりうるよう一緒に活動してくださる正会員(3,500円)、法人や事業を応援し支えあう賛助会員(3,000円)団体賛助会員(5,000円)をそれぞれ募集しています。
 会員のお申込みは、各事業所、法人事務局、ゆうちょ銀行への振込にて受け付けています。
 また、どなたでも気軽にご寄付いただけるよう、一口1,000円の応援金を募っています。こちらも合わせてご協力をお願い申し上げます。

 2018年度は、正会員21名・賛助会員84名・団体賛助会員2組、寄付金は162,802円でした。
 法人運営に使途させていただきました。ありがとうございました!


Menu

Simple links

ページのトップへ戻る