特定非営利活動法人 ピアわらべ


ピアわらべは横浜市保土ケ谷区で地域の子育てを応援している特定非営利活動法人です

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ピアわらべ事務局ニュース ・ 18号(2024年4月)

発行元:特定非営利活動法人ピアわらべ 事務局

 
令和5年3月に始動したこっころサテライトでは令和6年3月から利用者支援(子育てパートナー)が始まりました。子育てにまつわるいろいろなご相談を一緒に考えていきます。法人にとって、相談の窓口が増えることになります。
 
サテライトの利用者は1日約25組50名ほどです。
2月より床下からの水漏れで来所者の方々にはご迷惑をおかけしております。サテライトは保土ケ谷区の持ち物ですから、保土ケ谷区が責任をもって調査、修繕に取り掛かっているところです。原因究明に時間がかかっておりますが横浜市などの協力を得て、解決を目指しています。そのため4月16日から休館とさせていただきます。修理が終わり次第、再開を目指します。
今年の通常総会はサテライトのお披露目を兼ねて行いたかったのですが、この件があり、開催場所は昨年同様、こっころで行うことにしました。

 

保育室ピア・ピアでは

0歳児の入所がなく、3枠すべて空いての4月出発となりました。保土ケ谷区全体でみても2次申請決定の後、0歳児枠が80枠以上空いているのが現状です。小規模保育室にとって0歳児の枠に空きが出るのは死活問題のため、保育室運営が先細りになるのでは、という焦りも感じます。
 
保土ケ谷区では1歳児の待機児童が多いようですが、人気園に集中して待機している側面もあります。ひと昔のように「空いていればどこでも入りたい」から「この園に入れたい」が出来るようになったということかもしれません。
中には育休を延長するために入れない園をあえて選ぶ、ということもあるようで、この件については企業などが対策を講じる動きがあるようです。
いずれにしても「選ばれる園」にならなくては生き残れないということです。

 

こども家庭庁が

少子化対策として2030年に向け、「日本のラストチャンス」と謳い「こども未来戦略方針」を令和5年6月に打ち出しています。岸田政権の看板政策といわれていますが少子化に歯止めがかかるのでしょうか。
 
1990年代の少子化対策には出産を促すような目標は掲げられていませんでした。
産めよ増やせよでは女性の負担が大きいと考え、産後の女性が社会進出できるような施策、保育サービスや育休の環境整備などに重点が置かれていました。この施策は功を奏し、保育園が多く作られるようになり、待機児童が大幅に減ってきました。
 

政府の人口動態統計による出生数 (確定数)  単位:万人
 
年度 出生数
1950 234
1990 122
2010 107
2020 84
2021 81
2022 77
2023 76
※端数は四捨五入
 
グラフを見ていただいてもわかるように、それでも思ったほど出生数が伸びていません。
「社会に戻れる」ことだけでは「安心して産み育てられる」ということにはならないようです。

この度の施策で私たちが注目しているのは次の3点です。

  1. 産前産後ケアの拡充として産後の育児不安や虐待予防のため(多くの虐待死は0歳児)伴走型相談支援として、課題を踏まえ制度化していく、としています。
    誰もが産後のケアなど無料もしくは安価に利用できるようになれば、その効果は大きいと思いますが果たして実現するのでしょうか。
     
  2. 75年ぶりの保育園などの配置基準の改善とさらなる処遇改善が行われます。
    1歳児は6対1から5対1へ、4・5歳児は30対1から25対1に改善され、処遇の改善として職員の給与が改善されます。
    若い世代から保育園や幼稚園で働きたいという声が少なくなり、教員と同じように人材の不足が現場では問題になっています。処遇の改善で給与がよくなったといっても一般の企業にはまったく及びません。「子どもの命を預かるのは怖い」と、育った過程に乳幼児と接する機会がないことでの忌避感も強いようです。
    また一般的には残業代のない残業、持ち帰り仕事の多さでブラックな仕事、と言われることもあり、金銭だけでなく仕事内容の見直しも必要です。この点は法人でも若い世代にアプローチできるよう工夫していきたいと考えています。
     
  3. 「こども誰でも通園制度」の創設は、すべての子育て家庭を対象とした保育の拡充です。
    今年度はモデル事業として行われているようで、今後どのような形で普及していくか、動向を見守りたいと思います。当面は一時預かりの形態をとるようです。
    現在、在宅の家庭においては一時預かりを利用することも多く、働いていなくても子どもが保育園などに通園できるのは大きな魅力です。
    少子化や1・2歳児の保育園入所により、子どもが子どもの中で育つことが難しい時代です。公園に行っても子どもがいない、遊ぶ子がいない、というのが現実です。しかも認可園の一時保育、乳幼児一時預かり、ともに満員状態でなかなか利用が難しいのです。
    実現したら子どもにとっては、「子どもとの生活」ができ、養育者はリフレッシュや勉強などに時間が使えるようになります。ありがたいのですが、さて、私たちの事業は今後どうなっていくのでしょうか。当法人のように、定員割れしている保育園が一時預かりを受け入れた場合、委託金は減少します。資金体力がない保育園や幼稚園は閉園の憂き目にあうかもしれません。
     

 
 
これからも、施策の動向をしっかりとつかみ、ピアわらべの理念が遂行出来うる事業や活動を考えていく必要がある時代になってきました。
子どもたちがよりよく育つ環境や支援を常に念頭に置き、今年度も活動します。応援をよろしくお願いいたします。

 

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